当院で扱っている疾患の例

[全体の再表示]
 当院で扱っている最も多い疾患は,頚部痛・肩痛・肘痛・腰痛・膝痛など種々の関節痛ですが,それ以外の疾患も扱っています。その一部を簡単にご紹介いたします。これらの疾患のはり・灸治療は病院での治療(お薬・注射・湿布等の治療)と併用して行うことができます。


@ 腰部脊柱管狭窄症
 神経の集まりである「脊柱管」が,周囲組織からの圧迫を受けて様々な神経症状を引き起こします。
 神経痛:殿部から足先にかけて痛みがある。
 足の痺れ:殿部や足に痺れがある。
 間欠性跛行:歩いている時の足の痛みや痺れがある。休むと楽になる。

 細いはりとお灸を用いて周囲組織の圧迫を減らし,神経の通り道を楽にする治療を行います。 足にお灸をして血流も改善します。

A 五十肩(肩関節周囲炎)
 中高年者に多く発症し,外傷などがないにもかかわらず肩関節周囲に痛みと運動制限があります。
 痛み:寒冷時・夜間に悪化する。肘や腕にも痛みがひびくこともある。
 運動制限:痛みとこわばりのため肩の筋肉が動きにくくなる。

 細いはりとお灸を用いて肩関節周囲の可動域・血流改善をはかり,痛みを抑えます。肩の筋肉を柔らかくする体操を指導させていただくこともあります。

B 頭痛
 現在,はり・お灸は頭痛の治療で成果を上げており,「頭痛のはり・お灸が日本全国にもっともっと広まったら,日本の医療費を削減できるのでは」と言われています。
 特に頭痛の中で最も多くの割合を占める筋緊張性頭痛(肩こり・首こり由来の頭痛)に対して,効果が期待されています。


C 変形性膝関節症
 膝関節の変形にともない,膝の痛み,運動制限,膝に水が溜まるなどの症状が出ます。
 痛み:立ち上がったときや膝を伸ばしたときに痛むなど運動時痛が多い。
 運動制限:正座していられない など。

 細いはりとお灸を用いて膝関節周囲の可動域・血流改善をはかり,痛みを抑えます。
 私の治療経験では,はり・お灸を続けていると膝に水が溜まりにくくなっていきます。

D スポーツ傷害(スポーツ鍼灸)
 近年,鍼灸治療はプロ・アマチュアを問わずスポーツを行う幅広い層に広まりつつあります。スポーツ鍼灸は外傷や障害などの治療や予防だけでなく,競技に向けてのコンディショニングの目的でも応用されるようになってきました。
 野球肩
 テニス肘
 腱鞘炎
 腰椎椎間板ヘルニア
 ジャンパー膝
 シンスプリント
 アキレス腱炎
 その他過度に使用する筋・筋膜の損傷
 オーバーユースによる筋疲労 など

E 骨盤位(逆子,さか子)
 一般的に,妊娠28週(8ヶ月)以降になっても胎児の位置が正常(頭が下)に戻らず,頭が上や横になっていることです。出産時にリスクを伴い,赤ちゃんが危険な状態になることがあります。
 もし治らなかったらときは?
  →出産予定日より早い時期(36週以降)に,帝王切開を実施するのが一般的です。
  帝王切開を避けるために,はり・お灸による治療が一つの選択になっています。

 足首のツボに細いはりをして,足の小ゆびの先に小さなお灸(米粒の半分程の大きさ)をします。痛みや火傷、感染の心配はありません。
 はり・お灸の刺激が赤ちゃんに届くことによって,赤ちゃんの動きが活発になり骨盤位(逆子)が改善されます。

 はり・お灸による骨盤位(逆子)の改善率は,一般的に70〜80%と言われています。
 できるだけ早い週数ではり・お灸を始めた方が改善率は高くなります。
 妊娠33週目ではり・お灸の治療を2回行った事例では,骨盤位(逆子)は改善し,赤ちゃんが自然分娩で元気に産まれました。

 はり・お灸の治療で母体や胎児に悪影響を及ぼすことはありません。安心して治療を受けることができます。

 はり・お灸の刺激と逆子体操の刺激は違う種類のものなので効果を打ち消しあうことはありません。また、悪影響もありません。逆子体操はしていても大丈夫です。

 2〜3回のはり・お灸の治療で骨盤位が改善されることが多いです。赤ちゃんの位置が正常に戻ったら治療は終了になります。 

 骨盤位(逆子)に関しては健康保険が使えません。自費での診療となります。料金は電話にてお問い合わせください。

F 更年期障害
 主に40代から50代にかけて,加齢に伴う身体機能の変化やホルモン分泌機能が不安定になることにより引き起こされる不定愁訴です。

 不眠
 発汗
 顔がほり・のぼせ
 肩こり
 気分のイライラ など

 はりとお灸には,身体機能をつかさどる自律神経のバランスを整える作用があるといわれています。手・足・肩・背中にあるツボを選んで,接触鍼(ささないはり),浅いはり,やわらかいお灸をします。男性の更年期障害にも有効です。

G 顔面神経麻痺
 はり・お灸は,顔面神経麻痺のなかで最も起こりやすいベル麻痺(末梢性顔面神経麻痺)に特に有効です。
 ベル麻痺(末梢性顔面神経麻痺)は,側頭骨内での顔面神経の障害により突然起こる片側性の麻痺です。
 顔面運動の障害(目や口が思い通りに動かない)
 耳が聞こえにくい
 舌で味が感じにくい
 唾液が出にくい    など

 顔のツボに接触鍼(ささないはり),浅いはりをします。肩のツボにもやわらかいお灸をします。



[戻る]