「かんぴょう」の生い立ち

本県特産の「かんぴょう」は290年余の昔から栽培されてきたそうで、生産量は全国90パーセント以上も占めていた時代もあったが、現在当雀宮地域で「かんぴょう」を栽培している人は10人余りになりました。その一人下反町町の「山崎 明」さんのご協力を頂き「かんぴょう」の生い立ちを記録したいと思います。

これから4月から5月にかけて畑で葉っぱや茎を見れば「かぼちゃのようでかぼちゃでない」、6月から盛夏にかけて付けた実を見れば「すいかのようですいかでない」不思議な生り物が見られるようになります。
これが「かんぴょう」の前身「夕顔」です。

3月の作業
 1、堆肥の作成(有機肥料)

 2、土壌消毒(連作障害予防))

作成された堆肥

苗を植えた際の敷きわら用の稲わら

4月の作業
 1、有機肥料(堆肥)の般入

 2、苗床の準備

 3、苗の植え付け

有機肥料の般入

有機肥料の散布

有機肥料の敷きこみ

苗床の準備状況

植え付け前の苗

苗の定植

5月の作業

 1、敷き藁

 2、キャップの開放

敷き藁作業

キャップの開放

定植20日後の生育状況


5月下旬から6月の作業

5月下旬から6月の作業

 1、つるの誘引   3、芽かき

 2、除草・消毒    4、交配(天気がよければ毎日)

           つるの誘引              芽かき
              消毒               交配(受粉)
    かぼちゃ               かぼちゃと比較           ゆうがお
誕生したばかりのかんぴょう、産毛が付いてます 5日経過したかんぴょう、人差し指位の長さに成長

7月の作業

 1,収穫        3、乾燥 (一次・二次)

 2、かんぴょう剥き 4、製品出荷
                

収穫作業状況

収穫前(直径約25センチ)
受粉後15日経過
つるから切り取り
集積 集積されたゆうがお

西瓜のようで西瓜でない

西瓜 ゆうがお

かんぴょう剥き作業状況

1個の太さ:胴回り約80センチ・重さ約7キログラム

剥き始め 幅2センチ長さ約2メートル位にむく
2人で共同作業
乾燥室での作業(さおにかける) 悪天候に備えた乾燥機
一次乾燥(乾燥室内)1日干し 同左
二次乾燥(屋外・天日)半日干し 同左

農協・生産者等による「現地検討会」の模様(7月9日)

山崎さんの現況説明 猛暑のため枯れた先端部の対処の検討

註:「夕顔」は乾燥に弱い。(結実が悪い・実太りが遅い・つるの先端部が枯れる等

製品の出荷及び検収状況

出荷 検収
乾燥状況の検査 仕上がり状況の検査

 3月から続けて参りました、「かんぴょうの生い立ち」、作業そのものは8月一杯ぐらい続くわけですが初収穫・初出荷を迎えた、この時点で終了したいと思います。

 ご協力くださった「山崎さん」は、豊富な知識・経験と勢力的なお仕事で、作業を進められりっぱな「かんぴょう」を生産されておられました。

 生産に当たっては、化学肥料などは一切使用せず且つ無農薬で、乾燥も自然乾燥、製品は無漂白で出荷されています。

 ふくべ細工用の「ゆうがお」は、そとがわが厚くなる9月ごろが適当とのことでした。