3月12日(金)
天気 晴れ
登山時間 3時間20分
登山以外の趣味として,仕事や登山への体力練成を兼ねて筋力トレーニングを私サロメ自身毎日実施しているのだが,仕事が休みの日にはそれに併せランニングかウォーキングを実施している。
それらに私の子供達も強くなってほしいため毎回付き合ってもらっている。
泣虫だった4歳になる長男もここのところ,自宅や屋外でのトレーニングで,みるみると急成長し体力及び根性が付いてきたので,そろそろ本格的なコースに連れって行ってやろうと今回の鞍掛山登山を企画した。
11:11分鞍掛山南側に位置する登山口(栃木県射撃場西)から登山開始。すぐにある石で出来た鳥居をくぐると今まで経験のないまったく整備されていない登山道がそこにある。
周りが杉の木で囲まれ晴れているのに薄暗い道だ。
息子に気合いをかけ,共に黙々と進むと,沢があり足元が泥水でグショグショになりながら沢を登る。
11:49山頂と大岩への分岐点に到着。私たちは第一の目標である山頂を目指した。
このあたりから残雪が辺りに目立ってきた。
段々と急斜面になり,それに伴い補助の鎖も設置されていた。
急斜面,雪,その下には落葉があり非常に滑りやすい大人でも危険なコースだ。息子に確保ロープを設定し一歩一歩慎重に登った。
急斜面を登りきった先には奥の院があった。そこは斜面よりもさらに雪が積もっており,息子も喜んでいた。到着したのは12:43だ。なかなかハードであった。
奥の院からの眺めは木々に囲まれているものの,その隙間から宇都宮市内を見渡せた。
時間もお昼時となったため,そこで軽食を取り,さらに雪積もる尾根伝いに山頂を目指す。
13:07山頂到着。山頂も周りに木々があり,見渡しは奥の院よりも不良だ。記念写真を撮り,次なる目標の大岩ヘ向かうこと10分でその名の通り巨大な岩が登山道中心にドンと目の前に屹立していた。
高さ3~4mあるだろうか!しっかり岩の突起部をグリップし登り終わったそこには絶景が待っていた。
この大岩が鞍掛山一番の絶景ポイントだ。
南西には古賀志山。南東には宇都宮市街が一望できる。
息子もこの絶景を見入っていたようだ。
風も強くなってきたので,下山することにした。
下山道も甘くはない。やはり雪でぬかるんだ地面に落葉という最悪な組み合わせの道を,確保ロープを着けた息子が先行で尻餅をつきながらの下山だ。
14:30無事下山した。
普段のトレーニングの成果が遺憾なく発揮することのできた息子の表情は達成感と自信に満ち溢れていたようだ。
鞍掛山よ!ありがとう。
●2010年 3月12日 栃木百名山登山 宇都宮:鞍掛山●