月山
●
加蘇山神社
●
石裂山
●
千本カツラ
●
●
行者帰し
●
西剣ノ峰
●
●
奥の宮
東剣ノ峰
8月12日(水)
天気 晴れ
登山時間 4時間40分
8月で梅雨も明けたというのにどんよりとした曇り空がしばらく続き湿度は高くジメジメ,気温も高い。ストレスを感じていた。朝起きたら,久しぶりのスカッとした晴れ間であったため,居ても立ってもいられなくなり,前から目をつけていた鹿沼市(旧粟野町)にある石裂山に行くことにした!
加蘇山神社の駐車場に車を停め,神社で山の神に安全祈願をして,登山開始したのは9時00分。爽やかな谷川のせせらぎがスッと耳に入ってきて,この時期の晴天の日に肌がひんやりと感じて気持ちよくスタートだ!加蘇山神社からしばらくは谷川を登っていく。すると,「清滝」という滝を発見。水量も充分にあり,多くのマイナスイオンがでている感じで,非常に気持ちがいい。
千本桂・月山分岐点手前に休憩所があった。その奥にはまた「竜力滝」なる滝発見。清滝同様水勢がありその名に負けない力強さであった。第一分岐点に着いたのは9時30分であった。
分岐点を通過して5分ほどで,栃木県銘木百選に選ばれている「千本カツラ」に到着。谷川のすそにあり,その名の通りカツラが何本も凝縮し迫力のある巨大な木だ。その歴史ある景観にしばらくの間見入ってしまった。
千本カツラから沢をひたすら登って行くと休憩所があった。そこで小休止をとり,10時00分スタートするも,いきなり「行者返しの岩」があり,急斜面にハシゴと鎖が設けられている。ナイスアクションである。滑落したら生命に係わる危険があるため,気を引き締め登った。
10時20分に奥の宮に到着。洞窟の中に祠が祭ってあり,ヒシヒシと水が滴り落ちている。きっと何億年もの月日でできたであろうこの幻想的な風景。また,吸い込まれるように見入ってしまう。
10時30分石裂山山頂に向けスタート。木の根を伝って登る急傾斜なルート。また,湿った木の根は滑るので要注意だ。
途中,ヒゲスリ岩なるジョリジョリのヒゲを思わせる岩があった。この辺りもアルミハシゴなどが設置され,整備はされているものの足場が濡れているため危険大だ!
東剣ノ峰・西剣ノ峰を越え,11時30分石裂山山頂到着到着。木々に囲まれているため,見晴らし角度は90度といったところだが日光連山が見渡せ格別だ。また,ヤマビコが今まで登った山の中で一番はっきりと帰ってきたのが印象的であった。
帰りは月山経由で周回することにした。下り坂は木の根石ころなどに細心の注意を払い13時40分無事下山した。
石裂山を登った感想として,非常に宇都宮の古賀志山に似ていると感じた。特に中尾根ルート・不動の滝ルートなどをもう少しスケールを大きくしたような感じで非常に登り応えがあり,楽しい山という感想だ。
その反面,沢山の急勾配な岩の登降や鎖や梯子など,アクション満載なため一歩間違えれば滑落の危険が非常に高い山なので,石裂山登山の際は安易な気持ちではなく,しっかりとした装備,知識を備えて登っていただきたい。