11月 1日(土)
天気 晴れ
登山時間3時間15分
2年前,長女が4歳の時に古賀志山北登山道初挑戦以来の娘6歳での登山である。
もちろん今回も無計画,その日の天気が最高に良かった為,娘を登山に誘ってみたところ,かなりノリノリで気合が入っていたようだ。
実は前回の挑戦では登頂は成功したものの,帰り道は寝てしまい娘を背負っての下山であったため,今回はそのリベンジというわけである。
今回のコースはあえて,前回の比較的容易な北登山道ではなく,もっと過酷な岩場が点在する,南登山道 直登りコース!
前回から2年が経ち,ずいぶん体力がついたと判断した結果,娘と相談し決定した。
11:00南登山道スタート!気合十分!「ヨイショ,ヨイショお父さんこっちだよ!」と気合を入れ声をかけながら着実に一歩一歩丸太で造られた登山道の階段を,私を誘導しながら登って行く娘の姿は前回とは違い娘の精神的・体力的成長を実感し,実に頼もしかった。(涙)
しばらく登ってゆくと,通常の登山道と岩場ありとの直登り登山道の看板があり,Y字路にぶつかる。
私たちが選んだのはもちろん岩場ありの直登りコース!
すぐに急な斜面の岩場が出現するので,その場で娘に確保ロープを設定し,私が先行し誘導しながらのほぼ垂直な急斜面の岩場挑戦である。
このコースは一歩間違えれば大変危険なため,娘に渇を入れ直し登らせた。
娘は泣き言一つ言わず強気で,ガンガン岩場を攻めてくるではないか!
またもや親バカかもしれないが涙が出てくる。
このコースの頂上手前に超絶景スポットがあるのだが,この吸い込まれるような雄大な景色を見た娘は,かなり感動していたようだ。
そんなこんなで,岩場を無難にクリアーし頂上に到着したのが,12:00であった。
記念撮影をした後,登ってきたコースで帰るのもパンチ不足でまだ時間的,娘の体力的にも余裕があると判断し,ほんの少し遠回りして,不動の滝ルートで下山することにした。
下山は私が上部で確保を取りながらの娘先行が安全だ。
途中途中,湿った岩場や赤土に足をとられ滑って尻もちを何度もついてお尻が真っ黒になるも,そんなものは確保もとってあるし,気合でオッケーだ!
岩場もほぼ無くなり,やや斜面が平坦になった頃,娘は確保ロープを取りたいと言ってきた。
この先まだ最後に急な斜面があるのだが・・・
かなり勇気を必要としたが,あえて私は確保ロープを取って,最後の急斜面を自分の力で降りさせることにした。
今日,山の登り方,下り方を情熱を注ぎ,手ほどきで教えてきた集大成だ。
もちろん,転んで滑落したら大怪我は確実!滑落の恐ろしさを娘に再度認識させた。
今度は私が先行し大きな声で娘に注意を促す!
「赤土注意!木の根っこ注意!小石注意!」
その注意に対し,鋭い眼差しで私の目を直視し,大きな声で「よし!」と気合を入れ着実に降りてくる。(涙)
自分の今までの経験上,激しい岩場などの危険区域より,もう少しで下山完了する何でもないところで,転倒し怖い思いをしたことが何度かあった。
「絶対に気を抜くんじゃねーぞ!」
「よし!」
なんとか無事,下山完了した。
南登山道から登り,不動の滝ルートで下山したため,古賀志林道を駐車した車まで上り坂を数キロ歩かなければならない。
ラストラン!二人ダッシュで車まで競争した。
14:15すべてが完了!二人でこの達成感に超感動だ!
少し遅い昼食を食べていくことにした。何食べたい?と娘に聞くと,お山登りに連れてきてくれたから,お父さんの好きなラーメンでいいよ。
また泣かせるじゃねーかこの野郎!(涙・涙・涙)
いや,そういう訳にわいかねぇ!お前の好きなもので行こう!
それじゃハンバーグ。と言うことで,国道293号線沿いのステーキ宮で昼飯を食べ,帰宅した。
山頂と言う一つの目標に,様々な障害物を乗り越えそれを達成した時の感動。
その障害物が辛くとも絶対に諦めないという気合!
今までの疲労をすべて吹っ飛ばしてしまうほどの,山頂からの景色。
また,自然の素晴らしさはもちろんのこと,恐ろしさをも肌身をもって感じ取れるため,注意力も養成できる。
今回は予想以上の娘の成長ぶりに,親バカ発言連発で申し訳ありませんでしたが,本当に「登山」ほど感動するものを他に探すのが難しいくらいである!
「古賀志山よ!」本当にありがとう!


●2008年11月1日 古賀志山南登山道~不動の滝 登山●
最高に天気の良い土曜日!娘を連れ古賀志山に再挑戦した。