犬の害虫(ダニや蚤)予防

犬に寄生するノミやダニの駆除剤としてのフロントラインは使いません。使わないとの判断は、フロントラインの成分であるフィプロニルの毒性と濃度などを調べ検討しました。最終的に考えたのは長期にわたる慢性的な毒性による犬への影響です。過去の人間の例ですが、イタイタ病や水俣病など微量のカドミウムや有機水銀を長期にわたり摂取し続け、健康被害を受けた事実があります。これと犬のフロントラインは同様ではないのかと、私は判断したわけです。犬に対する負担リスク・病気の可能性リスクをどのように取るかの判断は難しいですが、私はフロントラインは使わないと判断しました。この頃、多くの方も使っていないようですね。
・フィラリア予防
フィラリアの予防については、フィラリア症の治療薬もあると聞きますし、できることなら愛犬には飲ませないほうが良いと思ったのですが・・・・? 大変悩みました。最終的には、副作用の少ないといわれているミルベマイシンを服用させています。獣医さんからは1ヶ月1錠といわれますが、獣医さんは安全サイドよりなので45日1錠にしています。
・虫除けとなる食べ物
蚊・ノミやダニなどの忌避効果も期待しAzmira Galic Daily Aidを呑ませてます。ガーリックはよくハインツ小体性溶血性貧血の危険があるから犬にはダメと言います。それは生で犬に数片と大量に与えてはダメですが、サプリメントでの適量であれば、免疫向上・疾病予防や抗菌、抗酸化、抗ウィルス、抗真菌、駆虫などの効果の方が高いので有効と考えています。
詳しいことは、他のサイトにお任せしますが、1990年からアメリカ国立ガン研究所が中心となり行っているデザイナーフーズ計画でも、がん予防効果の可能性があると言われる食品40種類をピラミッド方式で発表していますが、その中でにんにくは一位にあげられています。また一般的なことですが、虫などは皮膚や体が弱っていると食らいついてくるようです。 ですから栄養バランスそして整腸により免疫力を高め健康を維持することがまず大切ですね。これも医食同源です。
- *** ガーリックの概要 ***
- ・名前:Azmira Galic Daily Aid
- ・成分:一粒当りアリシン1000mlg パセリ500mlg 低温加工
- ・与え方:愛犬の場合 (4月〜11月) 朝1錠 夜1錠 (12月〜3月) 朝1錠
・虫除けスプレー
蚊・ノミやダニなどへの忌避効果を期待して、散歩に行く前に自作のスプレーを吹きかけています。人間にとっては良い香りでも、虫にとっては嫌な香りとなるようです。忌避効果は、害虫を殺す殺虫効果はありません。害虫を寄せ付けない効果のことです。たとえば、畑などのナスの栽培しているところに、マリーゴールドの花が植えられているのを見かけたことがあるかもしれませんがあれも忌避効果です。簡単ですので作ってみてはいかが!
- 1.用意するもの: スプレーボトル 精製水 無水エタノール エッセンシャルオイル(シトロネラ,ティツリー,レモングラスorペパーミント)
- 2.作り方: 100mlを作る場合(各要素は厳密でなくでも大丈夫)
- (1)スプレーボトルに無水エタノールを10ml入れます。
- (2)エッセンシャルオイルを各10滴入れ撹拌します。
- (3)精製水を90ml入れ撹拌します。
- 3.使うとき:使う前に軽く振って、スプレーします。
なお、精製水・無水エタノールは薬局で、スプレーボトル・エッセンシャルオイルはアロマ店で購入できます。最初少しお金がかかりますが、何回も作れますので最終的には市販品よりお得です。
犬の予防接種

・狂犬病予防接種
狂犬病の予防接種は狂犬病予防法(公布:昭和25年8月26日 法律第247号 最終改正:平成11年12月22日 法律第160号)で定められているので4月or5月に年1回実施しています。この狂犬病については、日本では半世紀も発生していなく、毎年接種しなければならない必要性に対して科学的根拠もないのですが・・・・。
・ワクチン摂取
ワクチン(5種)に関しては3年に1回と考えています。日本では年1度を推奨する獣医さんが多いようですが、日本にはワクチンに関するガイドラインもないのが実態です。このため、アメリカ動物病院協会(AAHA)の推奨(3年に1回)と先生の意見を参考に決めました。多くの獣医さんが推奨する1年間で、摂取したワクチンが効かなくなるといった科学的根拠もないからです。そもそも日本では、諸外国(米国・欧州など)のように人間以外の動物に対する研究は進んでいないようなので・・・・。それと、ワクチン接種による副作用も心配なものですから。狂犬病予防接種も本当なら3年に1回で良いような気がします。
***以下「愛犬問題」より フローレンに対する相談者も同様の考えです。***
アメリカ動物病院協会(AAHA)は狂犬病ワクチンも含め、すべてのワクチン接種を3年に1回を推奨している。以下内容。
愛犬にワクチンを毎年接種する必要はありません。ワクチンを毎年接種するとカネを浪費するだけでなく、愛犬の健康にリスクをもたらします。多くの飼い主は愛犬に毎年ワクチンを接種していると、金を浪費するだけでなく、愛犬の生死にかかわる重大な問題が起こることを理解していません。犬の主要なワクチンの効力は3年から7年以上持続ます。なのに、毎年ワクチンを接種すると、愛犬にワクチン関連の高いリスクをもたらします。
テキサス州衛生局は狂犬病ワクチンの毎年接種を3年に1回に変えるための公聴会を開催しています。アメリカの他の33の州はすでに3年に1回の接種義務になっています。テキサスA&M大学と他の多くの獣医学校は現在、ほとんどのワクチンを3年に1回接種すべきだと教えています。ワクチンは不必要であるだけではなく、愛犬に病害を引き起こしています。
人間には麻疹(はしか)のワクチンを毎年接種する必要がないように、犬にもワクチンを毎年接種する必要はありません。たとえば、バルボ、ジステンバー、ケンネルコフの効力は7年もあります。狂犬病ワクチンさえ少なくとも3年は効力があるのです。(犬用ワクチンの最低有効期間)狂犬病:3年 パラインフルエンザ:3年 ジステンバー:5年 ジステンバー:7年 アデノウイルス:7年 バルボウイルス:7年
犬の去勢と避妊

公園などで会う犬たちの多くは、殆どが避妊または去勢手術を受けています。理由は殆どの人から、女の子の場合「子供は作らないし、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍が予防できるから」のようです。私は、それに対して意見を述べることも、口を挟むことはしません。皆さん愛犬のために悩んで決めたことですから。こればっかりはそれぞれの飼い主が決めることと思ってます。
もしフローレンはどうしたの?と聞かれたら「私なりに悩みました。体へのリスクを考え避妊しないと決めました」と答えます。
・私の考え
病気の予防を行うとき、全ての犬がその病気になるわけではないのに「健康な体にメスを入れ一部の臓器を摘出することが病気の予防」なんて定義すること事態に異常と考えています。健康な状態なのに不必要なもの、取ってもいいものなど何一つとしてありません。避妊をすると生殖器がなくなります。今まで分泌されていたホルモンが無くなり、体のホルモンバランスが崩れます。これは紛れもない避けられない真実です。副腎から同様のホルモンが少し分泌されるようですが、正常には戻らないのです。ですから小型犬の愛犬では、手術によって予防できるリスクの低減より、手術によって受けるリスク、拡大するリスクの方が高いと判断しました。フローレンが年を取ったら、生殖器の病気に罹らないよう気をつけよう思ってます。私自身が決めたことですから、何が起きても後悔はしないつもりです。
それと獣医さんによっては、メリットは子宮蓄膿症、乳腺腫瘍の予防を説明し、デメリットは肥満程度で「手術をする方がよい。病気の予防だ」なんて言う方もいらっしゃるでしょう。そうしたら病院を変えることをお勧めします。デメリットを余り説明せず、手術に誘導しているからです。これは、あくまで私の考えです。手術をする、しないに拘らず愛犬の健康には努力をしましょう。
・一般的に言われている去勢と避妊のメリットとデメリット
去勢・避妊手術は、もともと望まれない妊娠による不幸な動物を増やさないために行われていた手術です。ただ、望まれない子犬や子猫を産ませたくないのであれば、雌動物が発情している時期、隔離しておけばその目的を達することができるため、健康な犬・猫にメスを入れるような手術をする必要はありません。しかし最近では、従来の「望まれない妊娠を避けること」よりも、将来的に起こる可能性がある病気予防などに重点が置かれているようです。
メリット:望まれない交配による妊娠を避ける、性ホルモンに関連した問題行動の抑制(発情徴候(出血、鳴き声など)、攻撃性、逃走癖、マウンティング行動など)、性ホルモンに関連した疾患の予防(雄−前立腺肥大症、精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫 雌−子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、卵巣腫瘍など)
デメリット:全身麻酔、不完全な縫合による出血、術中・術後の感染、子宮・卵巣の断端の肉芽腫、縫合糸の感染およびアレルギー反応、尿失禁、皮膚病・被毛の外観異常、体重の増加、特定疾患の発生率の増加