ズビグニエフ・チブルスキー Zbigniew Cybulski

『灰とダイヤモンド』 1958年 アンジェイ・ワイダ監督

 1950年代に出現したポーランド派映画の代表作である『灰とダイヤモンド』で、時代の流れに背かれ散っていったサングラスの暗殺者マチックを痛恨の思いを込めて演じ強烈な印象を残した。
 少年時代には実際に抵抗運動を経験。ポーランドのクラクフで商業とマスコミ学を学んだ後、演劇学校に移る。'53年に初舞台を踏み劇団を結成、翌'54年に後に名コンビとなるアンジェイ・ワイダ監督の『世代』で映画初出演を果たす。以後、『夜行列車』('59年。イエジー・カワレロウィッチ監督)や『夜の終わりに』('61年。アンジェイ・ワイダ監督)と出演。
 時代の空気を共有しえる得難いスターだったが、結末は意外だった。列車に飛び乗り損ね一命を失うという死に様。しかし、その劇的な最後が神話性を一層高め現在でも「ポーランドのジェームス・ディーン」と称されている。

1927年11月3日 旧ソ連・ウクライナ・クニアゼ生まれ

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