PC98にFreeBSDをインストール

ここでは、私がPC9821V7に FreeBSD 4.5 RELEASE(GENERIC98)をインストールした実例を紹介します。

前書き

 今までに、BSD系では、NetBSDmac68Kを、何台かの古いMacにインストールしており、別のページで簡単に紹介しています。NetBSDmac68Kは、インストール解説本が何冊も出ており、また、MacOSからインストールできるので、比較的容易にインストールできます。FreeBSD(98)には、前から興味があったのですが、最近のリリースはかなり使えるようなので、今回、インストールに挑戦してみました。 なぜ、PC98でBSDかということですが、PC98はWindowsで使っては、他のAT互換機と同じで、制約が多いだけで面白くありません。PC98はAT互換機やMacBSDでは苦労する、日本語表示が簡単にできます。MS-DOSの時代には、DOS/Vが出現するまで、絶対に有利だった、この特徴を活かすこともできます。

使用するマシン

a.PC9821V7、166MHzに改造済、RAM40MB。
b.HDはWDC AC2850F 810MB、古いFMVから外したもの。
c.EtheNetカードは、メルコのLGY-PCI-TR。NEC純正の10/100BASE-T-PCIカードでも 大丈夫でした。

インストールの準備

a.インストール用のフロッピー、配布ファイルを用意します。 私は、BSD magazine 2002 Number 11 の付録CDROMを使いました。CD1のFreeBSD 4.5-RELEASEとFreeBSD-PC98です。用意するフロッピーディスクは1.44MB(2HD)2枚です。MS-DOS上で、CDROMのtools/dostoolsディレクトリの中のrawriteという、MS-DOSのツールを使い、1枚にKERNEL144.flpもう1枚にmfsroot.flpをコピーします。
配布ファイルは、AT互換機用のbin、srcなどとPC98用の98binと98SRCなどです。つまり、AT互換機用に98の差分を追加することになるわけです。AT互換機用はCDROMの4.5-RELEASEがそのまま使えます。 PC98差分は、MS-DOS領域にFREEBSDというディレクトリを作り、その中に98bin、98src、jcatmanをコピーしておきます。
b.システムの使い方を考え、HDのパーティション、ネットワークの形を決めます。 私の場合は、個人用しかも試験的に使用するだけなので、HDのパーティションは、MS-DOS領域40MB(この領域は、インストールするファイルを入れておくのにも使う)、/709MBとSWAP64MBのみにします。 (この設定で、Xユーザでインストールして、HDの使用率は、約50%のになる)ネットワークは、ホスト名v7.okubosys.com、アドレス192.168.1.130などと適当に付けます。


インストール

KERNEL144.flpをPC9821V7に入れ、起動します。BOOTが始まり、やがて、mfsroot.flpに入れ替えるように言われます。後は、言われるままに操作して行けばいいのですが、/stand/sysinstall Main Menuが出てきたら、S標準を選びます。次にパーティニングですが、MS-DOS領域40MBを壊さないよう気を付けて、その後ろに709MBの/と64MBのswapを作ります。そこを抜けて、次に配布ファイルの選択で、X-ユーザを選択します。その次が、配布媒体の選択ですが、CDROMとします。
インストールが始まり、やがて、「配布ファイル98binをCDROMから転送できません。もう一度試してみますか?」が表示されます。このとき「Yes」を選択します。次に「メディアタイプを変更しますか?」と表示されますので、、これも「Yes」と答えます。そして、「DOS」領域を選択し、あらかじめFREEBSDディレクトリにコピーして置いた、98用の配布ファイルをインストールします。

設定

a.まずネットワークの設定です。ホスト名をFQDNで入力します。私の場合、v7.okubosys.comです。IPv4ゲートウエイを192.168.1.1、ネームサーバも192.168.1.1、IPv4アドレスは192.168.1.130、ネットマスクは255.255.255.0です。
b.他に、タイムゾーンの設定、rootのパスワードの設定、サーバの設定、スクリーンセーバの設定、などを行い、新規ユーザを1名設定します。この辺は、FreeBSD(98)ドキュメンテーションメニューの3インストールに詳しく書いてあります。

最後に

一通りFreeBSD(98)のインストールについて紹介しましたが、実際には取りかかってから、インストールが完了するまでに、何日もかかっています。一つは、私の使ったのが、98専用のインストールCDではないために、インストール用の、ディレクトリを別なメディアに、作らなければならなかったこと。後一つは、最初に使ったHDの具合が悪く、インストールの最初の段階で、panic bad directoriy が出て、止まってしまう状態があったことです。HDを交換して初めてうまく行きました。みなさん古いHDには気を付けてください。
最後になりますが、このようなすばらしいソフトを開発し、無料で配布してくださる、多くの方々に、感謝の意を表したいと思います。
詳しい情報は、http://www.FreeBSD.orgから得ることができます。(2002/4/11記)
参考書;FreeBSD(98)徹底入門、「初めての人でも安心、PC-UNIXのインストールと完全活用」2.2.1(98)SE SHOEISHA 1998 
を参考にしました。付属のCDROM、FDで2.2.1が簡単にインストールできましたが、バージョンが古いので、やり方が分かった後で、4.5で再インストールしています。(2002/4/12追記)

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