栃木 史蹟探訪
やまがた ありとも
山縣有朋記念館「栃木県指定文化財」 建造物
古稀庵
神奈川県の小田原に山県有朋の別邸「古稀庵」がありました。有朋公は、ことのほかこの地を愛し、ために、当時の元老、重臣、閣僚などが、ひきもきらず訪れ、この館にて大いに、国事を論じたといわれております。
しかしながら関東大震災に遭って 残念にも倒壊してしまいましたが、御嫡男の伊三郎氏が翌年この地、栃木県矢板市伊佐野の地で再建に努力され見事に復元されたものです。
アール・ヌーボー調の室内装飾
大正13年にこの地に移築したものですが、有朋公晩年の別荘で、室内にも、質素ながら、階段の手すり、開閉式の欄間、上下にあげさげする窓、又、壁の厚さにも目を見張るものがあり、展示された遺品などからも明治の香りが十分に感じとれます。
【二本木の笠松】 「矢板市指定天然記念物」
山県有朋記念館へ向かう途中に、樹高の割には幹の周りが異常に太いみごとな松が右手に見えてきます。 周囲が3メートルといいますから、そばへ寄って見ますとその太さに驚かされます。
山縣有朋公が詠んだ歌
かえりみぬ 人こそなけれ 伊佐野原
世にめずらしき 松のすがたを
記念館の玄関口へ向かう途中に、苔むした石灯籠があります。
兼六園の徽軫灯籠「ことじとうろう」に似た姿で周りの木立によく解け合った風景です。その昔には傍に滝があって、その周りを水が流れていてとても風情があったとの由。
素敵な洋風窓
上下に開閉する二階の窓から漏れる、白熱灯のやわらかい明かりが、まるで映画のワンシーンの様です。
今にも、窓明かりから パティページのチェンジング・パートナーズの曲が聞こえてくるような雰囲気です。
ドアにある山縣家の家紋「桜」の彫刻
有朋公のイニシャルでもあるY・Aをあしらったすてきなデザインも必見です。
この辺一帯は「山縣農場」として、いまも地元の人に親しまれています
中を拝見させていただきますと林業家の山縣睦子氏が描かれた花の絵などの作品が随所に飾られておりますし、 又、おいしいコーヒーをいただくこともできました。
付記:山縣有朋公とは、山口県萩で生まれ、明治、大正期に軍人、政治家として活躍した明治の元勲です。
山縣有朋公 ゆかりの地
所在地 栃木県矢板市上伊佐野1022 電話 0287−44−2320
山県有朋公 記念館
瞽女石
伊吹山