所在地 宇都宮市鶴田町地内
小高い雑木林に囲まれている静かな沼地は、まことに茫洋として、人影もなく、わずかな水面を維持するために、懸命に生きのびようとしている自然からのメッセージが感じられます。
別名「ひょうたん池」とも呼ばれておるようですが、見渡したかぎりにおいては、そのくびれ部の所在がわかりません。 沼の南側が散策路になっており、カエデ、ブナ、クヌギなどの落ち葉に踏み跡もなく、敷かれた葉のかたちにやさしさが感じられます。

この沼の周囲は、だんだんと新興の住宅地が増えてきて景観が変わってしまう危惧があります。 わずかに残された沼地に鳥や魚が安心して住めるように、そっとしておきたい沼です。
又、ハッチョウトンボの生息地として有名なようです。体長が2センチほどの小さなトンボのようですが、この湿地帯に見受けられるため宇都宮市の天然記念物として昭和48年に指定されました。

一面の葦
沼の奥手、西側は一面のヨシの原になっております。訪れた時が1月でしたので、さほどに感じられませんでしたが、最盛期のそれは、みごとであろうと思われます。
湿地帯を横切るように渡り板が敷かれており、新緑の頃ともなれば、草花、とんぼ、野鳥など、木立の中や静かな水辺で自然のいとなみに出会うことでしょう。
小舟が舫っていてもよさそうな岸辺の木杭に風情があります
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栃木 史蹟探訪
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鶴田沼