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倒れたアキレウスは自らに課せられたいまわしい運命を呪い、突き刺さった矢を引き抜くと颯爽と立ちあがる、そして尚もトロイア勢に切り込んで行った。
アキレウスは次々にトロイアの戦士たちを討ち取っていったがすでに彼には死の影が覆っていた。
アキレウスの体には敵軍を殲滅するべく熱い闘志がいまだみなぎっていたが、突き刺さった矢の傷はどんどん彼の体を蝕んでいったのである。
いよいよ最後の時が訪れるとアキレウスはトネリコの槍にすがりながらトロイア勢に呪いの言葉を浴びせた。そしてそのまま屍の上に倒れ付したのである。
こうしてアカイア一の英雄は生まれたときからの運命から逃れられず、その雄々しき命の火を散らしたのであった。
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