アキレウスの身上書


アキレウス様自身がどういう方なのかとても気になりますよね☆
ここではアキレウス様の経歴と本人自身を徹底解析ですvv
(イリアスからの引用文は全て新潮文庫:松平千秋訳の「イリアス」を参照させていただいています。)
注:)★はかなり妄想入ってます^^
新たな発見ごとに随時更新予定!

名前

生まれたときはリギュロン(明るい声を持つ者)と名付けられました。
その後ケイロンに預けられた時、乳房に唇をつけた事がないことから「アキレウス」と名を変えたようです。
この「乳房に唇をつけた事がない=アキレウス」というのは、( a (否定の接頭辞)+cheilos(唇)=acheilos がachilleus にまで変形した★情報提供M様)というのがもっとも有力な説だそうです。
また、カール・ケレーニィによるとテティスが自らのエレメントである水(オケアノス)に近い名を選んだのではないかという説もあります。
そして従軍を逃れる為、スキューロス島に隠れていたときはピュラ(赤毛の娘)と呼ばれていました。

親族

母:海の女神テティス
父:英雄ペレウス
祖父:アイアコス
姉:ポリュドラー(腹違いの姉)
子:ネオプトレモス(ピュロス)
甥:メネスティオス(ポリュドラーの息子、ミュルミドネスとして従軍)
従兄弟:大アイアース(サラミス勢の大将)、テウクロス(サラミス勢)

職位

ミュルミドネス勢の総大将
プティーアの王子

領地

ペラスギゴン・アルゴス
(アロス、アロペ、トレキス、プティーア、ヘラス)

臣民

ミュルミドン族
(アキレウスの祖父アイアコスの為にゼウスがアリを人間に変えて従わせた。)

友人

パトロクロス(第1の友、恋人説もあり。父ペレウスの従兄弟に当たる。)
その他トロイア遠征の際、親しかった友人はオデュッセウス、大アイアース、アンティロコスあたりと思われる。
多分アガメムノン、ディオメデスあたりとは仲が悪そう。あとテルシテスも!

師匠

ケイロン(ケンタウロス)

軍隊

ミュルミドネス(ミュルミドン勢)
黒塗りの船:50隻
兵士:2500人

身体的特徴

アカイア勢1の美形
金髪ロングヘア(パトロクロスの墓に髪を切って捧げる)
長身体格良し(体格が大きいことも英雄の条件)
俊足(枕詞によく「俊足」「足速き」などが引用されている)

精神的特徴 ★

マザコン
(遠征の折にテティスが肌着などを詰めた櫃を持たせたことや、でイリアス第1歌357−363:『やさしく我が子を撫でてやり〜』などその他色々な箇所でそれを伺わせるシーンあり。ある意味テティスが子煩悩とも取れる。

涙もろい
(『イリアス』では第1歌345−356:『娘は後ろ髪をひかれる想いで使者に随って立ち去ったが―この時アキレウスははらはらと涙をこぼし〜』第1歌357−363:『母なる女神はその声を聞き〜涙を流すアキレウスの前に腰をおろした』など嘆くシーンがあちらこちらに・・・強靭な肉体の中に宿るガラスのように繊細な心、これがまた彼の魅力vv

愛より友情
イリアス第19歌40−73:『あの女などはむしろ、私がリュルネソスを陥として自分のものにしたその日に船の上で、アルテミスが射殺して下さったらよかった。』パトロクロスが戦死して、復讐に燃えるアキレウスがアガメムノンに言った言葉。
パトロクロスが死ぬのだったら、ブリセイスを手に入れたその日に突然死してくれれば良かったのに・・・というようなことを言っている。

熱しやすく冷めにくい
イリアス第9歌643−655:『あの時のことを思い出すごとに、怒りに胸が膨れ上がってくるのだ。アトレウスの子がアルゴス勢の面前で、まるで賎しい流れ者でも扱うように、私に無礼極まる仕打ちをしたことだが。』戦線復帰の嘆願に来たアイアースとオデュッセウスに向けられた、アガメムノンへの恨み言です。私としてはアキレウスがアガメムノンに対する怒りはもっともだ!と思うんですけど、それが逆に自己中とか高慢だと思われてしまうのが悲しい・・・
だってアガメムノンの方が自己中で高慢だと思いません?

戦いでは非情
イリアス第21歌97−113:『イリオス城下で神が私の手に委ねられた者は、一人といえども死を逃れることは出来ぬ〜』命乞いするリュカオンに放たれる言葉。パトロクロスの復讐に燃えた彼には、どんな憐れな言葉も空しく響くのみでした。。。

心優しい
イリアス第1歌345−356:『伝令使の両人、よく来たな。もっと近くに寄るが良い。私に対してお前たちは何の罪も無い〜』アガメムノンの命令でブリセイスを引き取りに来た伝令使への言葉。この2人はアキレウスが切れているに違いないと、超ビビリながら来たのですけど、さすがそこはアキレウス。罪の無い人に八つ当たりなんてしません!!

女性関係 ★

デーイダメイア
スキューロスの王女、アキレウスとの間に一児ネオプトレモスをもうける。
果たしてアキレウスが正式に娶ったのかは謎。でも『イリアス』でパトロクロスが故郷に戻ったらブリセイスをアキレウスの正妻にしてやるとか、アキレウス自身故郷に戻ったらペレウスが自分のために妻を捜してくれるなどといっているので、子供は産んだものの妻としてはみなされないのでは・・・
しかし年齢的に見てアキレウスの童貞を奪ったのはやはり彼女か!?・・・もしかしてテティスだったりして(ありえる・・・)
私的にはきっと性に目覚めた年頃のアキレウスをきっとデーイダメイアが誘惑したんだわ!くやしー!!(羨ましい?)って感じ^^少年アキレウスを誘惑してみたい・・・

イーピゲネイア
アガメムノンの娘。出航の際、アルテミスの怒りを静めるためアキレウスの名を使っておびき寄せられ生贄にされた幸薄い娘。
しかし、それを知ったアキレウスが激怒!彼女を守ると宣言!
さらに「アウリスのイピゲネイア」では『〜あなたを妻にしたいと思うばかりです。さあ、あなたを我が家にお迎えして、あなたのために尽くしましょう。』(ちくま文庫:ギリシア悲劇4・エウリピデス/呉茂一訳 参照)と言われている!!
アキレウスに尽くされてみたい・・・

ブリセイス
リュルネソスの領主ミュネスの元妻。夫を殺し、自らの褒賞として強く望んで手に入れた。第一の愛妾となる。
イリアス第1歌345−356:『娘は後ろ髪をひかれる想いで使者に随って立ち去ったが―この時アキレウスははらはらと涙をこぼし〜』イリアス第9歌『私があの女を心より愛しているように』・・・まさに相思相愛vvアキレウスに泣かれてみたい。。。

ディオメデ
レムノス島を略奪した際に手に入れた、ブリセイスに続く愛妾。
ホメロスも念を押すように第一の愛妾はブリセイスで彼女は二番手と言っている。。。ちょっと可哀想かも・・・私としてはそんな彼女ですら羨ましいが・・・アキレウスに抱かれてみたいvvキュン

ペンテシレイア
アマゾンの女王、アキレウスが倒した武将の一人だが彼女が死んだ後その美にうたれる。
結局死んでからその美しさに気が付いたので手は付けられなかった・・・
ペンテシレイア死姦説もあるが脳内で抹消

ポリュクセネー
トロイアの王女、トロイア落城後に自らの分け前と要求して死出の供をさせた。
死んでから要求したので彼女もやはり処女と思われる。
アキレウスがどこで彼女を見初めたかは諸説があり
・トロイアの王子トロイロスを殺したときに側にいたところを見初めた。
・彼女がへカベやカッサンドラと供にアポロンの社に参拝しているところを見初めた。
・ヘクトルの葬儀の際に彼女を見初めた。
などの説があり。後説の2つは供にアキレウスがポリュクセネーを妻にすることを条件にトロイア側に戦線から身を引く若しくはこの戦争を終結させるというような密約を交わしており「ホメロス」よりずいぶん後代に書かれたものだと思います。アンチホメロス派の説で「イリアス」がことごとく否定されています。

ヘレネ
死後、『この世で一番美しい女に会ってみたい。』という願いから後にレウケ(白島)で結婚したという伝承がある。しかもテティスがアフロディテの助けを借りてトロイア戦争中に会っていたという・・・!
っうか何でここでヘレネなんだ!!と言いたい!
絶対許せないわ!!メネラオスと仲良く暮らしやがれ!!若しくはパリスの墓守・・・

メディア
ヘレネより理解できないのがこのメディア。このメディアともレウケ(ドウニプル河口のボリュテニティス島らしい)で結ばれたという・・・。しかもここではアキレウス神殿が建てられ、墓も築かれたんだそうな・・・これ以上はノーコメント

トロイア遠征時に略奪した都市

海上12、陸上11の都市を攻略(以下判明している都市)

スキューロス(アキレウスが幼少時代をすごしたところではなくイリオス近郊の町と思われる。パトロクロスの愛妾イピスをここで捕虜とした。)

ペダソス(後のアッソス、旧モネニア)

テベ(アンドロマケの故郷、アガメムノンの愛妾クリュセイスをここで捕虜とした。)

リュルネソス(アキレウスの愛妾ブリセイスをここで捕虜とした。)

テネドス(ネストルの愛妾(侍女?)をここで捕虜とした。)

レスボス島(アキレウス第2の愛妾ディオメデをここで捕虜とした。)

クリュセ(変身物語:巻13「オデュッセウスの主張」より)

キッラ(変身物語:巻13「オデュッセウスの主張」より)



アキレウス




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