その1 はじまり〜ハト編

 

 

 私は鳥好きの親の元で育ったので、物心ついた時から常に鳥がそばにいた。

 私達は集合住宅の5階に住んでいたが、当時は洗濯機がニ層式でどこの家庭もベランダに置いてあった。

そのベランダに使い古しの食器棚が置いてあり、上段に洗剤(多分今の10倍ぐらいあったんではないかと言うぐらいデカかった)が、下の開き戸ではなぜか1羽の鳩が飼われていた。

何故飼われていたのか?

いつからいたのか?

家族の誰1人憶えてないが、当たり前のようにそこにいた。

その子の名前は『ぽっぽ』(単純)

ベランダの窓を開けると喜んで家の中に入って来るぐらいよくなついていた。

でもいつの間にかいなくなっていて、ポッポがいつからいないのか?

どうしていないのか?

誰も憶えてないのだ(ーー;

摩訶不思議・・・。

そこで、先ほど改めて母に確認を取ってみた。

すると『あれねぇ〜飼ってたんじゃなくて、勝手に住み着いてたのよ(笑)』

と言う返事が帰ってきた(ーー;

ますます、奇想天外、摩訶不思議、支離滅裂・・・なんのこっちゃい?!

 

 

その後私が小学校に上がる前ぐらいだろうか?

近所のおばさんが『猫に襲われた鳩を保護したんやけど鳥の事わからんで、任せてもいいやろか?』と連れて来た。

でもその子の足にはリングが付いていたのでおそらく伝書鳩だろう言う事で元気になってから

外に出してやると2〜3日してから飛んでいった。

さらば伝書鳩よ!

 

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