先日、2004年2月9日私の祖母が亡くなった。

96歳だった。 大往生であると言っていいだろう。
といっても、いなくなるのは やはり寂しい。

私の父の母は明治生まれで 四男三女を育て、孫は14人。
(次男は幼少時に事故死したとのこと)

その年代の人たちは皆 子沢山で(母方も五人の兄弟)

行事があると たくさんの おじおば や 同年代のその子供たちが

実家である隣の長男宅に集まった。

長男、三男(父)、四男は田舎にのこり、娘たちは、県外に住んでいた。

ちょうど長女の長男と次女の長男が私と同学年で、よく比べられていた。
それは私の姉たちも同じだった。

夏休みになるとそのいとこたちがやって来て よく遊んだのをおぼえている。
(中学生ぐらいになると、遊びに来なくなり、いとこたちとも会うことも少なくなくなってしまったが)

当然であるが、それらの関係の中心にあるのが、祖父母であった。

祖父は、私が中学生の時に亡くなったので、26〜7年間、祖母はひとり頂点にいた。

その祖母が亡くなり、ちょうつがいの 軸を失ったような 感じである。

一年前に体調を崩していた祖母を見舞ったら、

「 シゲ(二年前に亡くなった私の父) が 迎えに こんかった! 」 といって 

ひゃっひゃっひゃっ と笑っていたのが印象深い。

祖母のご冥福をお祈りします。               2004年3月3日









祖   母